18世紀、日本で江戸時代の太平が続いている頃、ヨーロッパでは時計職人達によって動く芸術品が創り出されます。それがオートマタの歴史の幕開けでした。
ゼンマイの発明 | 1400 |
|
|
レオナルド・ダ・ヴィンチ円錐滑車を設計 | 1490 | ||
徳川幕府開幕 | 1603 | ||
ルイ14世即位 | 1643 | ||
元禄時代始まる | 1688 | ||
バーカンソン「アヒル」を製作 | 1738 | ||
ロココ様式花開く | 1768 | ||
ルイ16世、マリー・アントワネットと結婚 | 1770 | ||
ピエール・ジャケ・ドロー「筆写人形」を製作 | 1773 | ||
平賀源内、エレキテルを製作 | 1776 | ||
1780 | ジャケ・ドロー「滝のある鳥篭」を製作 | ||
フランス革命勃発 | 1789 | ||
歌麿、写楽らの浮世絵全盛 | 1795 | ||
アントワーヌ・ファーブル、オルゴールを発明 | 1796 | ||
伊能忠敬、全国の測量を始める | 1800 |
オートマタは時代のファッションや世相を映し出し、貴族達の自慢の逸品として19世紀のヨーロッパで全盛期を迎えます。
ナポレオン、フランス皇帝となる | 1804 |
|
|
スティーブンソン、蒸気機関車を発明 | 1814 | ||
パリにガス灯がともった | 1817 | ||
異国船打払令を発布 | 1825 | ||
テルード、パリで人形製作を開始 | 1831 | ||
パリでコレラ大流行 | 1832 | ||
パリで「2月革命」勃発 | 1848 | ||
ロンドンで第1回万国博覧会開催 | 1851 | ||
ルイ・ナポレオン大統領、皇帝に | 1852 | ||
ペリー、浦賀に来航 | 1853 | ||
パリで第2回万国博覧会開催 | 1855 | ||
ギュスターブ・ヴィシーがオートマタの製作を開始 | 1865 | ||
明治維新 | 1867 | ||
テルード、オートマタをパリ博へ出品 | 1867 | ||
パリにオペラ座が完成 | 1875 | ||
1885 | ギュスターブ・ヴィシー「ジャポネ」を製作 | ||
1890 | エルネスト・ドゥカン「魅惑のへび使い」を製作 |
||
ポンタン、オートマタをシカゴ博で展示 | 1893 | ||
アテネで近代オリンピック開催 | 1896 | ||
ヴィシー社のオートマタ、パリ博で受賞 | 1900 | ||
電動オートマタの製作始まる | 1900 | ||
1900 | JAF:ジェイ・エイ・エフ 「ジェシカおばさんのティータイム」を製作 |
||
時代は変わっても、この「動く芸術品」の輝きはあせることなく現代へと受け継がれていきます。
レントゲンの発明 | 1901 |
|
|
アールヌーボー花盛り | 1902 | ||
ライト兄弟、人類初の動力飛行 | 1903 | ||
キュビズムが起こる | 1907 | ||
ドゥカン、仏英博に電動オートマタを出品 | 1908 | ||
第一次世界大戦終結 | 1918 | ||
JAF社、トリピュレ社を吸収 | 1923 | ||
パリでアールデコ展開催 | 1925 | ||
ドゥカン、ショールーム用の大型オートマタを製作 | 1925 | ||
リンドバーグ、大西洋横断飛行 | 1927 | ||
ミッシェル・ベルトラン生まれる | 1928 |